少子高齢化の波が大きく押し寄せ、それと共に人々の健康を願う声が高まっています。
医学においては、西洋医学を中心に学術の進歩が目覚ましく、様々な医術や薬が開発されています。こうした中、近年では世界的に西洋医学だけではなく東洋医学も注目されるようになっています。特に漢方薬学の注目度は高く、お医者様で処方される漢方薬の割合は年々高まってきています。
これは、漢方薬の有機的な作用による低リスクの副作用で持続的な効果がある。また、健康増進や免疫力の向上といった補間的な薬の利用方法である補薬という概念が世界的に認められたことによるものです。
漢方薬の認知は高まっており年々その消費は上がっていますが、漢方薬で利用される生薬、とりわけ高麗人蔘は、99%を外国産に依存している状況です。日本の大産地の一つに数えられている長野県において最盛期には350tを超える収穫量がありましたが、現在では5t程度しかありません。日本国内で750tあまりが消費されているにもかかわらず、国内自給率は1%程度なのです。
この状況を憂い、長野県産はもとより、国内の高麗人蔘、薬用作物の栽培を復興、活性化させたいと願い2024年5月にこの会社は産声を上げました。皆様の健康を応援するだけではなく、地方における過疎化問題や生産農家の生活向上、産業育成など様々な課題にも真摯に取り組んでまいります。
応援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
令和6年6月7日
信州人蔘栽培研究所株式会社
会長 宝城醇周