信州人蔘栽培研究所株式会社は2024年5月に設立されました。
設立した目的は、日本産高麗人蔘の復興です。
長野県(信州産)の高麗人蔘は、福島県(会津産)、島根県大根島(雲州産)と併せて日本の3大産地と称されていますが、かつて350tほどの生産量を誇っていた生産量も近年は5t程度に落ち込み、国内消費の99%が外国産の高麗人蔘となっています。
ここまで大きく減産となった主な要因は、栽培の難しさ。生産者の高齢化。そして、過疎化による生産面積の減少。にあります。信州産の高麗人蔘は6年生で出荷しています。6年の間には小屋をかけたり、除草や防鼠、雪害対策など多くの手間暇をかけています。また、大地の恵みをたっぷり吸い込んでしまうため連作が難しい作物でもあります。ですので、こうした手間暇をかけられる生産者が減ってしまい、栽培面積も減少の一途を辿っています。
信州人蔘栽培研究所株式会社は、高麗人蔘栽培の研究によって、より効率的な生産方法を見出したいと考えています。高麗人蔘栽培の復興を通して、地域の発展に貢献する。それが私たちの願いです。
信州人蔘栽培研究所株式会社